不況は2027年までつづく、危機はアメリカ、中国から!

経済

サービス経済化する世界

以下は、増田悦佐氏の「投資はするな! なぜ2027年まで大不況はつづくのか」の書評です。

下図の通り、日米の設備投資稼働率は下がり続けている

要因は、経済が第3次産業を中心としたサービス経済へ移行しているためだ。

サービス経済では、製造業に比して設備投資をあまり必要としない。(現在の日本では製造業のGDPの20%程度だが、設備投資は30%以上を占める。これは世界共通の事象)

金融の必要性が低下

金融業はこれまで、製造業の設備投資ニーズを満たすことで、成長してきた。

しかし、サービス経済化した現在では、そのニーズは低迷した。

金融の時価総額シェアは低下し、銀行融資は低迷した。JPMorganの預貸率は50%まで低下

米金融は中国に貸し込む

その中、効率性を横に置いて、国家主導で不効率な設備投資をしているのが中国だ。

中国以外の主要国の設備投資は横ばいの中、中国だけが大幅に設備投資を増加させている。

そして、これに貸し込むことで利益を上げてきたのが、米国の金融機関だ。

それは以下の投資ポジションと投資収入の比較を見ればわかる。米国は、投資ポジションがマイナスなのに投資収入がプラス、中国はその逆。

つまり、アメリカが中国に高利貸しをしているということだ。

つまり、中国の設備投資が減少すれば、米国の金融機関が厳しくなる

無形資産が総資産の84%を占めるアメリカ企業

近時のアメリカ市場は、GAFAM5社でSP500時価総額の25%を占める状態となっている。

そして、これらの上位企業の大半が多くの無形資産を保有している。そして、何とSP500企業の総資産のうち84%が無形資産なのだ。

この無形資産には、非収益や継続的関係等の資産計上することが妥当かどうか不明瞭なものも含まれる

よって、金融危機が起きれば、これらの化けの皮がはがれる可能性もある。

今後の日本、世界は・・・

バブル崩壊後、金融が膨張することなく、縮小してきた日本は最も先進的な国ともいえる。サービス経済化を行ってきたからだ。

反面流れに逆らって金融が膨張してきたアメリカは、次の金融危機での落ち込みは世界最大となるであろう。

但し、世界が不況となった時に日本も無傷ではいられない。今の不況は2027年まで続き、世界は2050年まで不況が続く可能性もある。

感想

最近は、とかくアメリカ株が投資の最適解であると言われるし、確かにそう思わせる要因もある

しかし反面格差は拡大し、資本主義が崩壊し始めているのではないだろうか

米国で左派が台頭していることも、それを思わせる。

世界は、グレートリセット、ベーシックインカム、世界覇権通貨へと向かっているのであろうか。

投資家としては、今後の急激な動きに対処すべく、仮説を持って対応策を準備していきたい。

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