過去のバブルとの比較
1990年当時、日本は紛れもなくバブルだった。
その当時の日米の株式時価総額比は127%、つまり日本の時価総額がアメリカのそれを上回っていた。
それが現在は12%、つまりアメリカの約1/10だ。
また1990年当時、日米名目GDP比は59%(その後1995年頃には71%上昇)だったが、現在は24%だ。つまり、日本のGDPはアメリカの約1/4だ。
この20年間、日本の経済はほとんど成長しない中、株式もさほど上がっていない、一方でアメリカは経済が伸び、株価の伸びも著しかった。
民有地と株式時価総額の推移
1990年当時の日本の民有地は2264兆円(対GDP比で512%)だったが、現在は多少持ち直したとは言え1098兆円(対GDP比196%)となっている。当時の半分程度だ。
また1990年当時の日本の株式時価総額は875兆円(対GDP比で213%)だったが、現在は827兆円(対GDP比で147%)だ。いまだ、当時を超えていない。実際に、当時のPERは60倍だったが、現在は13~14倍程度だ。
ちなみに当時の中央銀行のバランスシートは100兆円もいかないが、現在は700兆円程度、つまり7倍になっている。現金の量も大幅に増えている。
まとめ
日本の株式時価総額、民有地の総額とも当時の金額を超えていない。
その間にアメリカは成長し、日米の格差は大きくなっている。
如何に当時が異常だったかが分かるが、それと引き換え現在はバブルとは言えないだろう。
FIRE生活者としては、市場を客観的に捉え、楽観的にも悲観的にもなり過ぎず、冷静に対応していきたい。
Where there is a will, there is a way!
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