ランダム・ウォーカー著書のインタビュー
本日の日経新聞朝刊において、「ウォール街のランダム・ウォーカー」の著者バートン・マルキール氏のインタビューが載っていました。
主な点は以下の通りです。
①今のインフレは一時的か?
一時的なではない。退職等により労働者不足が生じており、長期化する。しかし1970年代の様な著しいインフレには行かない。当時はOPECによる供給制約が大きかった。
②インフレへの対応はどうすべきか?
長期債を避け、株式や不動産等の現物資産を購入すべき。利回りが1%程度の10年債は購入すべきではない。歴史的な株価であっても株式を購入すべきだ。
③現在の株価はバブルか?
全体としてはバブルではない、しかしネット株やミーム株など一部にバブルの兆候が見られる。今の米国株式市場は90年代のITバブル時と似た雰囲気がある。よってネット株バブルの破裂に備えて購入対象は広く分散し、インデックス投資に徹するべきだ。
以上をまとめると、氏はインフレの長期化を予見しており、投資については長期債ではなく株式や不動産を購入すべきとしています。また株式については、対象を広く分散するためにインデックス投資を行うべきとしています。
私の所感
やはりアメリカ株は安くはないものの、バブルとは言えないというのは同感です。
現在のPERは21~22倍程度であり、長期債は1.4%程度、よってイールドギャップは3%程度あります。
株式については含み益が膨らんでいる状況のために利確したい気持ちも出ますが、かといってその利確した資金をどこに投じれば良いのでしょうか?現金は最悪となれば、他にその行く先がありません。
よって現在のポートフォリオを維持するしかないことになります。
今後もインデックス投資を継続するしかないと思います。
氏の指摘以外では、現物として金にも投資を検討していきたいと思います。
まとめ
「ウォール街のランダム・ウォーカー」の著者バートン・マルキール氏 は、現在はバブルではなく、長期化するインフレに備え、株式・不動産等の現物資産を購入すべきとしています。
また株式については、一部バブル化している銘柄の破裂に備え、インデックス投資を行うべきとしています。
これらはこれまでの私の投資方針に沿うものであり、今後もこれまでの投資を継続していきたいと考えます。
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