悪い円安が進行!その先は大幅に円高?

経済

円の実効為替レート

円の実効為替レートは以下の通り推移しています。

1970年代からバブル時に向けて大きく切り上がった後、2021年に向けて大きく切り下がっています。

そして足元では1970年当時の水準にまで達しています。

この意味するところは、実質的な円の購買力が1970年当時の水準にまで戻ってしまったことを意味します。

これはある程度実感を伴うものなのではないでしょうか?現在はコロナ禍でインバウンドは消失していますが、ひと頃は日本中に外国人がゴッタがえしていましたね。富良野や白馬の不動産が大きく値上がりするという事象も起きています。

また以前にも投稿した「安いニッポン」にもある様に、日本の給料の低さや伸び悩み、物価の低さはもはや疑う余地はありません。

何故円は安くなったのか

要因としては色々考えられると思いますが、まずは日本の貿易収支が悪化したことが挙げられます。

日本企業は円高の影響回避、需要の弱い国内から海外市場を求める、すると現地での生産・調達が合理的といったことから、製造工場を海外へ移転させました。そして海外での利益はまた海外での再投資に回され、日本に還流することは減りました。つまり、企業の円売りは増加し、円買いは減少したと言えます。よってリスクオフ時に円高になるという動きは以前よりも弱くなったと思います。

また日本からの対外証券投資が増加していることも挙げられます。若年層を中心に投資する人が増えている様ですが、その投資対象の大半は海外特にアメリカですね。よって個人も円売りをしているのです。

まとめれば、企業も個人も成長性の低い日本の通貨である円を売っているのですね。

円高となる要因は

以前のプラザ合意の様なパラダイムシフトが考えられますね。

足元ではアメリカでインフレが高進していることから、ドル高は問題となっていないようですが、インフレが落ち着けばドルを切り下げたいとの意向が出そうです。

現在と似ているのが1980年代です。1980年代前半、アメリカはレーガン大統領の元、大型の財政支出を行って財政赤字は大きく拡大していました。そしてインフレが進み、これを抑えるために金利が引き上げられたためめに、ドル高となりました。このドル高がアメリカの製造業を痛めることとなり、1985年にプラザ合意に至ったのです。その結果、ドル円は240円から2年後には120円へと半値になったのです。

このことは、アメリカ軍が中東やアフガニスタンから撤退し、同時に基軸通貨であることから降りようとしていると思われることとも整合的です。

まとめ

最近は円安傾向が強くなっています。これは、成長性の低い日本から逃げようという、キャピタルフライトが起きているということが考えられ、悪い円安である可能性があります。

当面のこの傾向に変化があると思えず、足元で調整しているドル円も今後さらに上昇することが考えられます。

しかし、中長期的にみれば、以前のプラザ合意の様なパラダイムシフトにより、逆に大幅な円高となる可能性も考えられます。

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