「敗者のゲーム」で紹介
著書チャールズ・エリスの「敗者のゲーム」において、大きな資金運用をする前にはシェークスピアの「リア王」を読むべきと紹介されています。
「リア王」では、王が3人の娘にどう資産を配分するかで悩みます。そして表面上愛想の良い上2人に資産を半分づつ渡してしまい、本当の愛を持つも愛想の悪い末娘には資産を配分しないこととしてしまいます。しかしその後、王は上2人の娘に追いやられ、末娘に助けられることとなります。しかし、最後には争いの末、一族は全員非業の死を遂げることとなすのです。
つまり、何が言いたいのかと言うと、大きな資産を運用するには相当先まで思いを巡らせなさいということなのでしょう。アセットアロケーションはどうするか、リバランスはするか、今後大きな資金が必要なイベントは何か等・・・。
チャールズ・エリスはその一節でこう著しています、「長期の資産運用を行う上では、相場の上下に気を取られず、じたばたしないことが何より大事である。長期方針を十分検討したうえで決定したら、それをしっかり守っていくということだ。」と。
これは、バンガード会長のボーグル氏の「航路を守れ」に通じる言葉です。
足元の相場では
足元では、オミクロン株や利益確定売り等で株価は下落していますが、気にせずに航路を守ることに集中しましょう。
オミクロン株は人類の成長を止めるのでしょうか?人口増加を止めるのでしょうか?
答えは「否」でしょう。
であるならば、全世界株投資の投資方針を変更する必要はありません。
私は粛々と積立を継続し、目標のアセットアロケーションを構築することに集中します。
また、自省を込めててですが、相場が上昇した時も喜んだりするべきではないですね。含み益はまぼろしですから。
まとめ
暴落時には、自分の資産が大きく目減りして気が滅入ることもあると思います。
しかし、自分は何故投資をしているのか、何にベットしているかのかを今一度確認しましょう。
そしてその投資方針に変更が何のならば、後は泰然自若とするのみです。
Where there is a will, there is a way!
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コメント
心強い励まし(慰め)の言葉、ありがとうございます。ここのところの株式の下落に結構気落ちしておりましたが、まだまだ未来があるので荒海の中、しっかり船を漕いで進んで行きたいです。波がかなり高いですが。
少しでもご参考になりましたら幸いです。ご紹介しましたのは、「敗者のゲーム」(チャールズ・エリス著)の一節です。ご一読をお勧めします。私自身、暴落時にはこの様な書籍を読み返すことで、先人の英知を自身に取り込み、もって自身の精神の安定を図っております。本投稿についても、自身の精神安定のために書いている面もあります。今後も難しい相場が予想されますが、ともに前進しましょう!