近代資本主義の実際
現在のアメリカは、格差の拡大が顕著になっており、資本主義の弊害が明らかになっています。
本映画では、その始まりをレーガン政権まで遡っています。
レーガン政権で財務長官を務めたのは、メリルリンチ出身者であり、またその後もゴールドマンサックス出身等が多く政権入りしています。
彼らは、ウォール街に有利な法案を次々と通していきます。
リーマンショックでは70億ドルのもの公的資金が金融機関に注入されましたが、それを決定したブッシュ政権でもウォール街出身者が幅を利かせていました。
そして、その後公的資金を注入された金融機関が、借金を返済できなくなった庶民の住宅を差し押さえを強行していったのです。
また、パイロットの給料がファーストフード店員以下で、フードスタンプや自信の血しょうを売って生計を立てているとの事実も取り上げられています。
極めつけは、何と有名企業が自社の従業員に生命保険をかけ、保険金を受け取っていたのです。それも幹部ではなく、一般社員にもです。
人の命を売買していると言われても仕方ありません。
そして、所得上位10%が純資産の大半を所有しているのです。(下図、日経新聞より引用)

感想
現在のアメリカでは、バーニー・サンダース氏やエリザベス・ウォーレン氏等の左派の影響力が増していると思います。
彼らは、格差是正を訴えており、バイデン大統領もその方向性に動いているようにも見えます。
近時は、富裕層への増税や、法人税率引き上げも提案していますね。
そして、イエレン氏は国際的な最低限の課税基準を設けようとの提案をしています。
この流れは、行きつくところはベーシックインカムではないでしょうか?
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