親からの依頼
今般父親から、父親の余裕資金の運用を依頼されました。
父親は70代で、趣味程度のアルバイトはしていますが、後はグランウンドゴルフをしたり、読書したり、農作業をしたりと、楽しそうに生活しています。
年金収入は1か月に30万円程度あり、その収入で生活に問題はありません。むしろ、使い切れずに、毎月10万円積立しています。
今後、お金を使う事があるのは旅行くらいでしょうか。医療費については、高額療養費制度もありますので、さほど大きな金額の手当も必要ないと思われます。
そして今回運用を依頼された金額は1000万円です。その他大半の資金については、個人向け国債や定期預金等にしてあるため、この1000万円については、多少はリスクをとっても良さそうです。
傍から見れば使ってしまえば良いと思うかもしれませんが、そこはやはり精神的に嫌なのでしょうね。多分使い切ることはなさそうです。寧ろ、子供に残したいとも考えていす様子です。
FIREしている私から見てもその気持ちは分かります。
FIREとの共通点、相違点、運用方針
〇FIREとの共通点
①運用しながら自身で使っていくが、残りは子供に残すということでしょう。そういった意味では、運用期間は長くとれるということになります。
②運用しながら使うという点も共通点です。そう意味では、高配当株投資との嚙み合わせが良さそうです。この点、インデックスを取り崩すという考えもありますが、私にも父親にも、感情的に馴染まなさそうです。
〇相違点は
自分自身の残り寿命です。年金生活者の場合は、FIREに比して残りの寿命が短いため、成長性はさほど重視しなくても良いと思われます。但し、残りは子供に残すことを考えれば、まったく無視していい訳ではありません。このことから、安定した財務内容良好な高配当株が良いかと考えます。
また、投資に慣れていないことから、値動きがマイルドである必要があり、債券への分散も必要でしょう。
〇投資方針
財務内容の良い高配当株に債券での運用を組み合わせる。
ポートフォリオ、インフラファンドを活用
これまでの方針と、年配者のお上を信じる習性から、GPIFのポートフォリオも参考にし、ポートフォリオを構築したいと思います。
まずは、日本と海外で半分づつに分け、各々を株式と債券に半々に分けます。以上から、日本株・日本債券・外国株・外国債券とも25%づつとなりますね。
ここで、日本債券25%については低金利で収益性が低く、また年金収入は安定しており、他にも無リスク資産を多く保有することから、値動きが少なく利回りの高いインフラファンドへ切替えします。よって日本債券25%→インフラファンド25%とします。
具体的な購入銘柄については検討中ですが、外国株はVYMやVDC、外国債券はAGG,BND,LQD、日本株式は個別株を検討しています。
これで全体として3%程度の配当金を得る戦略です。1000万円の元本があれば、30万円の収入になりますから、1か月分の年金が増えるイメージですね。これで少し旅行のランクアップが出来そうです。
日本株の個別株式については、また投稿します。
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