企業年金の経緯~確定給付から確定拠出へ~
私の元勤務先では401K(確定拠出型年金)が導入されていました。
しかしその以前は、確定給付型の企業年金が運営されていました。
当時各企業は、金利の低下を受けて、この確定給付型年金の運営が困難となりました。
そして、積立不足を損金計上することが相次ぎました。
そして、各企業は401Kへと移行していったのです。
よって多くの企業では、確定拠出による企業年金と確定拠出型年金が併存しているのです。
本稿では、確定給付型年金の手続きについて記載します。

確定給付型年金の手続き
退職した時点で、この確定給付型年金の手続きが必要となります。
多くは以下のパターンがあります。
①退職時点で現金で受け取る
②60歳から終身年金として受け取る
③60歳時点で一時金を受け取る
考え方は色々です。自分で運用する自信がある人は、①を選択して現金を受け取り、自分で増やせば良いと思います。
そうでない人は②か③を選べば良いと思います。
企業年金も生命保険会社によって運用されていますから、一般的なインデックス運用による成果程度では期待して良いと思います。
②か③にするかは、また60歳時点で選択可能です。
私は③を選ぼうと思っています。何と言っても終身年金は魅力ですね。
手続きとしては、「給付金請求繰下申出書」に記入して提出すればOKで、とても簡単です。
終身年金の資産
試算してみたのですが、現在の積立金額は100万円とします。
これが60歳時点で130万円位に増加します。
そしてこれを月15,000円の終身年金として受給すれば、年間18万円です。
よって現時点の元金100万円に対しては、100万円÷18万円≒5.6年
60歳時点の元金130万円に対しては、130万円÷18万円≒7.2年
となり、各々5.6年~7.2年で元が取れる計算となります。
その時点での年齢は65歳~68歳となり、平均年齢を大きく下回ります。
つまり、得になる可能性が高いと考えられます。
まとめ
FIRE生活者にとって、終身年金は何とも有難いですね。
ただでさえFIRE生活者は公的年金が少なくなりますので、そこに別の終身年金が上乗せとなるのは心強いです。
また自分の運用とは別ですから、自身の運用ミスをヘッジする効果もあると思います。(公的年金も同様)
よってこの資金はさほど高額でもありませんし、このまま終身年金で行こうと考えています。
FIRE生活は長きに渡りますから、長期の資金計画をしていきたいですね。
Where there is a will, there is a way!
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