本日の内容
東証REIT指数が10カ月ぶりの安値となる1,897Pを付けました。
本稿では下げの要因と今後の対応方法について考えていきます。
REITへ投資している人や投資を考えている人に参考になれば幸いです。
下げの要因
本日の日経新聞朝刊の記事です。
REITが10日連続で下落し、10カ月ぶりの安値となる1,897Pをつけました。
下げの要因は、
①米国の長期金利上昇
②オミクロン株感染感染拡大への懸念
③年初からの880億円にも上る公募増資(昨年はこの時期までに508億円)が考えられます。
これに対しての考えは、
②オミクロン株については、毒性は低く、いずれ収束する
③公募増資については、これまでも定期的に行われており、また収益性のある投資が行われるのであれば収益も増えるため、本質的な問題はない。REITの運営は適切に行われている印象であり、その点はさほど心配はないと考えられます。
しかし、①の米国長期金利上昇については問題は根深いです。
問題はインフレが落ち着くかどうかです。
春先には基準年効果から一旦落ち着く様に見えるかもしれません。
しかし給料や賃料も上昇していることから、高止まりする可能性があります。
一方で、国際的な米国債買いや、年金の買いにより上値を抑えてくれることも考えられます。
ただこの点についても、中国の米国債保有が減少していることは気がかりです。
公募増資発表したのは
公募増資を発表したのは以下の銘柄です。
①ヘルスケア&メディカル投資法人 【銘柄コード】3455・・・・利回り4.46%
②三井不動産ロジスティクスパーク投資法人 【銘柄コード】3471・・2.85%
③コンフォリア・レジデンシャル投資法人 【銘柄コード】3282・・・3.46%
④日本ビルファンド投資法人 【銘柄コード】8951・・・3.78%
⑤マリモ地方創生リート投資法人 【銘柄コード】 3470・・・・・・5.81%
⑥日本プライムリアルティ投資法人 【銘柄コード】 8955・・・4.27%
公募増資したということは当面は大きな下げ要因はないということであり、上記銘柄で今後買えるものが出てくるかもしれません。
最後に
東証REIT指数が連日で下落して、10カ月ぶりの安値を更新しました。
しかし中身の不動産はそれなりに安定しており、いずれは落ち着いてくるものと考えています。
その際には買いも検討していきたいところです。
Where there is a will, there is a way!
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